インターンシップを行うメリットとは!?企業側の視点から徹底解説

「他社で導入しているところが多いけど実際どうなの?」
「忙しいしプログラムを考えるの大変そう、、」
「時間を使ってまでやることなの?」といったご意見もあるのではないでしょうか?

インターンシップは、企業と学生の双方に多大なメリットをもたらすプログラムです。近年、多くの企業がインターンシップを積極的に取り入れるようになっていますが、企業側にとって具体的にどのような利点があるのでしょうか。

この記事では、企業側の視点からインターンシップを実施するメリットについて詳しく解説しますので、是非最後までご一読ください。(本記事では1Day~5Daysのオープンカンパニーを想定しております)

インターンシップのメリットはもちろん、プログラム設計や学生の求めているインターンシップついても理解していただき、今後の採用活動の判断材料にして頂ければ幸いです。

目次

インターンシップとは何か

インターンシップとは、学生が一定期間、企業や組織で実際に働くことで、職場経験を積むプログラムです。短期から長期まで様々な期間のインターンシップがあり、学生は実際の業務を通じて実践的なスキルを学びます。

数日から数週間で終わる短期インターンシップではセミナーや簡単な業務体験を行うのが一般的です。一方で数か月にわたり行う長期インターンシップでは実際のプロジェクトや業務に参加し、責任のある仕事を担当することが多いです。有給で行う形態や無休で行う形態、様々なプログラムのインターンシップがあります。


本記事は短期インターンシップの中でも1day~5dayで終わるオープンカンパニーについて解説していきたいと思います。

インターンシップの特徴には以下のような要素があります。

特徴

1. 情報の透明性

業務内容、企業文化、価値観、経営方針などをに公開します。これにより、学生は企業について正確な情報を得ることができ、就職活動へ活用したり、キャリアプランについて考える判断材料にしたりすることができます。
公開の際は入社後のミスマッチを減らすためにもできるだけ自社について正直に話した方がいいでしょう。

2. 社員の声の発信

企業の社員が、自身の仕事や職場の雰囲気、キャリアパスについて発信する機会を設けます。会社説明や学生からの質疑応答を通し現場の声を伝えることで、企業のリアルな姿を知ってもらうことができます。
飲み会が多いのかどうかというような調べても出てこない社員にしかわからないことを学生に知ってもらうことが重要です。

3. オフィスツアー

オフィスや工場、店舗などを見学できるツアーを開催し、実際の職場環境を見てもらう機会を提供します。実際に足を運んでいくことで学生が自分の感覚で職場を感じることができます。
人から聞いた雰囲気や環境はその人の感情や偏見が混ざっている場合があるので、現場を直接見てもらうことがミスマッチ防止にもつながってきます。

4. 体験プログラム

インターンシップやワークショップを通じて、実際の業務を体験する機会を提供します。これにより、学生は企業の業務内容や働き方を具体的に理解することができます。

このようにインターンシップは仕事体験や会社説明を通じて企業の業務内容、価値観、社風を学生に知ってもらうことで学生に企業選びの判断材料にしてもらうことです。これを理解し、学生に寄り添ったインターンシップを行ないましょう。

企業がインターンシップを行うメリット

インターンシップは、企業にとって単なる教育的なプログラム以上の価値を持っています。早速インターンシップのメリットについて見ていきましょう

1. 優秀な人材の発掘と育成

インターンシップは、優秀な学生を早期に発掘し、企業文化や業務内容を理解してもらう絶好の機会です。
インターンシップを通じて企業と学生の双方が互いを評価し合うことで、ミスマッチを防ぎ、将来的な採用に繋げることができます。

私の周りでも向上心があり、優秀な学生であるほど就活を始める時期が早く、インターンにも積極的に参加していました。

2. 企業ブランドの向上

インターンシップを積極的に行う企業は、学生からの認知度が高まり、ポジティブな企業イメージを築くことができます。

質の高いインターンシッププログラムを提供する企業は、「若手育成に熱心である」「学ぶ機会を提供している」といった評価を得やすくなります。このような企業ブランドの向上は、将来的な採用活動においても有利に働きます。

3. イノベーションの促進

インターンシップの取り組みは、学生との積極的な情報共有を通じて、新しいアイデアや視点を取り入れる機会を増やします。

学生からの意見を積極的に受け入れることで、企業はより柔軟で革新的なアプローチを取ることができ、長期的なイノベーションを促進します。これにより、競争の激しい市場環境においても持続的な成長につなげることができます。

4. 社内のモチベーション向上

インターンシップを通じて、既存の社員が若い世代と交流する機会が増えます。

これにより、社内のコミュニケーションが活性化し、社員のモチベーション向上につながることがあります。
インターン生に指導を行うことで、社員自身のリーダーシップスキルや指導力が向上し、全体的な組織力の強化にも寄与します。

5. 効率的な採用活動

インターンシップは、将来的な採用活動を効率化する手段としても有効です。インターン期間中に企業が学生の能力や適性を十分に把握することで、採用時のリスクを軽減できます。

インターンシップは、優秀な人材を早期に見極め、企業文化に馴染んでもらうことでミスマッチを減らすことができます。他にも企業ブランドの向上、新しい視点の導入、社員のモチベーション向上、効率的な採用活動といった多面的な効果もあります。これらのメリットを最大限に活用することで、今後の採用を強化していきましょう。

企業がインターンシップを行なうデメリット

メリットだけでなくもちろんデメリットも存在します。

1. 費用の増加

インターシップの実施には、施設の整備やガイドの手配、プロモーション活動など、多くの費用が伴います。これらの費用は、企業の予算に対して大きな負担となる可能性があります。特に、中小企業にとっては、コストの問題が大きな課題となります。

2.時間の負担

インターンシップの準備や運営には多くの時間を割く必要があり、通常業務に支障をきたすことがあります。特に自社の魅力を最大限に伝えるオリジナルのプログラムを企画設計する場合には、市場調査や学生ニーズの把握が最重要となるため、企画立案に多大な時間をかける必要がある点に注意が必要です。

3.需要を満たせず、イメージの低下

インターンシップを行なったしても学生の需要にこたえることができなければ、悪い印象を与えてしまい企業イメージの低下につながってしまいます。学生は企業についての理解を深めたくて参加するので、企業説明だけでなく質疑応答の時間を多く取ることで学生が気になっていることを解消してあげましょう。

インターンシップの導入には費用の増加、時間的な負担、学生の期待に応えられないリスクなどのデメリットがあります。これらの課題を十分に理解した上で導入を検討してみましょう。

インターンシップの具体的なプログラム設計

質の高いインターンシップにするためには、戦略的かつ具体的なプログラム設計が必要です。以下に、企業がインターンシッププログラムを設計する際の重要なポイントを詳しく解説します。

1. インターンシップの期間とスケジュール

インターンシップの期間は、企業とインターン生双方にとって効果的なものにするために慎重に設定する必要があります。

例えば、夏休みや春休みを利用したインターンシップは、学生が集中して業務に取り組むことができる一方、授業のある期間に行うと授業に加えてアルバイトや課題などやるべきことが多いため学生の負担が大きくなり参加率が悪くなると思います。

1dayであれば授業があっても参加できますが、2dayからは長期休みに行うことが学生としては好ましいです。

2. インターン生の選考プロセス

インターン生の選考プロセスは、企業が求めるスキルや適性を持つ学生を見極める重要なステップです。選考プロセスには、書類選考、面接、適性検査などが含まれます。

特に、面接では学生のコミュニケーション能力やモチベーションを評価することが重要です。また、企業の文化や価値観に合うかどうかも確認することで、インターンシップの成功に繋げることができます。

3. 業務内容とプロジェクトの選定

インターン生に任せる業務内容やプロジェクトの選定も、プログラムの質を左右する重要な要素です。

インターン生が実際の業務に携わり、実践的な経験を積んでもらうため、具体的で意義のあるプロジェクトを用意することが必要です。例えば、新商品開発の市場調査やマーケティング戦略の立案など、インターン生が成果を出せるプロジェクトに参加させることで、彼らの成長を促進します。

4. メンター制度の導入

インターン生が効果的に業務を遂行できるよう、メンター制度を導入することが望ましいです。

メンターはインターン生に対して指導やアドバイスを行い、学生の成長をサポートします。定期的なミーティングを通じてフィードバックを提供し、インターン生が抱える疑問や課題を解決する手助けを行います。

これにより、インターン生は自信を持って業務に取り組むことができ、企業側もインターン生のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

より具体的な設計手順が知りたい方はこちら

学生が求めているインターンシップとは?

学生が求めているインターンシップが何かを把握しておくことで、インターンシップを効果的に実施するためのポイントを理解することに繋がります。

実務経験
学生は実際の業務を通じて自分が会社で働いているイメージをつけたいと考えています。特に自分の専攻や興味を示す業務への参加志望が強いです。

例えば、マーケティング専攻の学生が広告代理店でインターンシップを行うことで、広告キャンペーンの企画や実施に関する実践的な経験を積むことができるので実際働いたらこんな仕事をするんだなと肌で体験することができます。

キャリア形成
学生は将来のキャリアに繋がるインターンシップを求めています。企業の業界内でのネットワーキングや、キャリアパスの理解を深める機会を提供することが重要です。
面接での話題としてインターンシップに参加したことを話す学生も多いです。

学習と成長の機会
学生は新しいスキルや知識を学ぶ機会を重視します。研修やワークショップが提供されるインターンシップは特に人気があります。
働くイメージをつけることもインターンシップにおいては重要ですが、自分が何を身に着けることができたのか明確なものがあると学生の満足度も格段に上昇します。

柔軟性
学業との両立が可能な柔軟なスケジュールを希望する学生が多いです。リモートワークやパートタイムのインターンシップも人気です。
授業がある中、参加する学生が多いので学校と自宅の移動に加えてインターン先までも移動するとなると、負担がかなり多くなってしまうのでよほど対面でないといけない場合を除いて基本的にリモートで行ったほうがいいでしょう。

報酬
無給よりも有給のインターンシップを希望する学生が増えています。報酬は学生のモチベーションや経済的負担を軽減する重要な要素です。
地方から東京のインターンシップに行く際は交通費と宿泊費どちらも出してくれる企業様が多くてありがたいという話をよく耳にします。

まとめ

インターンシップは、企業にとって多くのメリットをもたらす重要なプログラムです。

優秀な人材の発掘や育成、企業ブランドの向上、最新の知識や視点の導入、社内のモチベーション向上、効率的な採用活動など、様々な利点があります。また、質の高いインターンシップにするためには、学生に負担のないスケジュールや充実したサポート体制、実践的な業務体験、評価とフィードバックが重要です。

これからの時代、企業にとってインターンシップはますます重要な役割を果たすことが期待されています。
優秀な学生との出会いを通じて、企業の成長と発展に繋げていくことが求められます。
是非、自社のインターンシッププログラムを充実させ、未来の優秀な人材を育成していきましょう。

学生目線を意識したプログラムに興味をお持ちのご担当者様

当社では現役大学生のリアルな就業体験をもとにインターンシップの企画・設計をご支援しております。

一度作成させていただいたプログラムは翌年以降にも無料でご利用いただけますので、
採用を強化したいタイミングで是非、プロへの相談をご検討ください。

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インターンシップ設計部を知ったきっかけ

著者

原田尊

株式会社Motivateインターン生。近畿大学3年。インターンシップに参加することと導入していただくことの有用性を広めるために活動中。
趣味は運動とアニメ鑑賞。

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